はじめまして!現役テープライターの中森です。
現在、コロナ禍によって、自宅できる在宅ワークが注目されています。テープ起こしもそんな在宅ワークのひとつです。
そこで今日から、テープ起こしという仕事に興味がある人の少しでも参考になればと思い、テープ起こしの仕事に関する情報を配信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
出典元:写真AC
まずはじめに、テープ起こしというのは、そもそも、どういうことをするのか?まずはそこから説明します。
テープ起こしとは、「反訳、リライト」という言葉が、コレに当てはまりますが、基本的にはその名の通り、会話や会議、講演などの音声をテキスト化することを指します。
テープ起こしの一昔前は、カセットテープやマイクロテープに録音された音声を聴きながら、ペンと紙を使って、実際に書き起こすやり方が主流となっていました。
現在のテープ起こしの方法は、さすがにこのようなやり方ではなく、パソコンに専用のソフトをインストールして、音声を聞きながら同時にタイピングしていくやり方になります。
そのため、テープ起こしの作業では、文字入力が遅いのは致命的なロスになってくるため、タイピングのスピードはかなり重要なスキルの一つになっています。
テープ起こしの起こし方
テープ起こしには、いくつかの起こし方があります。一番ポピュラーな起こし方というのが、「ケバ取り」という起こし方です。
「あー」や「えー」「あのー」や「そのー」など、意味の無い間投詞を除いた上で、更に言い間違いなども除いて、音声を文字起こしする方法になります。
スピーカーによっては、意味の無いフレーズをやたらと連発する人もいますので、音声をすべてを拾って起こしてしまうと大変なことになるからです。
このケバ取りという起こし方はテキストにしたときに、とても読みやすいというのが最大のメリットで、事実、クライアントから一番発注が多いのもこの「ケバ取り」になります。
テープ起こしは日本語だけではない
なお、テープ起こしで起こす言語は何も日本語ばかりではありません。
英語はもちろん、イタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語など、どんな言語でも行います。
ただし、英語、中国語あたりは需要も少なくないのですが、その他の言語は、テープ起こしの作業を行うテープライターが極端に少ないのが現状となっています。
それこぞ、日本国内のテープ起こし業者で多言語に対応している会社は、ほとんど無いといっても過言ではありません。
外国語が話せたり、読んだりできても、録音された外国語の音声を聴きながらテープ起こしをするというのは、また別のかなり高いスキルが要求されるからです。